さよならガスメーター

日本語では投稿していませんが、我が家の脱炭素化プロジェクトでは、先日セントラルヒーティングの熱源をガスボイラーからヒートポンプに交換し、暖房の電化が完了しました。

ヒートポンプは原理的には日本で冷暖房に使われているエアコンと同じものです。ただし、英国ではラジエーターを使ったセントラルヒーティングが一般的であること、また冷房の需要がまだあまりないことから、ヒートポンプで温めた温水をラジエーターに循環させるタイプが主流です。1台で家全体を温め、さらに給湯も行うので、日本のエアコンと比べると、室外機はかなり大型です。配管工事も大掛かりになるので、設置工事には1週間かかりました。詳細は英語で書いているので、興味のある方はご覧ください。

暖房電化の次は、いよいよ脱炭素化プロジェクトの最終段階、ガスメーターの撤去です。家の中のガス管自体はボイラーを撤去したときに閉鎖してあるので、メーターの数字はそれ以来変わっていませんが、メーターがあるうちは定額の基本料金を払い続ける必要があるのです。

そこで、我が家のガス・電気を供給している会社、オクトパスエナジーに連絡して、ガスメーターの撤去を依頼しました。会社によっては料金がかかるそうですが、電化に力を入れているオクトパスの場合は無料サービスです。

連絡してから2週間後、作業員が緑プレートの電気バンで到着、たった5分で作業を終了し、外したメーターを持ち帰りました。

   

不思議だなと思ったのは、メーターを撤去した後も、空のメーターボックスがそのまま残されていたこと。メーターにつながっていたガス管も、栓がしてあるだけでそのままです。Blueskyで聞いた話によると、万一何かの理由でまたガスを使用したくなった場合に備えて、1年間はガス管をそのまま残しておき、その後完全に撤去するという手順になっているようです。

1年後にオクトパスから何か連絡が来たら、後日談を書きたいと思いますが、ともかく脱炭素化完了を祝ってシャンパンを購入し、夫婦で乾杯しました。シャンパンは発泡酒なので、実はボトルの中には5リットルの二酸化炭素が入っており、栓を開けると家の中に排出されてしまうのだそうですが、それはまあご愛敬ということで。

 

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