「脱成長」について考える3冊

ここ数年、「脱成長(degrowth)」という言葉をよく聞きます。経済成長の追求が、気候危機やプラネタリー・バウンダリー(人類が生存できる安全な活動領域)の超過といった問題の根本的な原因であり、またこうした問題の解決を妨げる障害になっているという考え方です。経済成長を追い求めることで崖っぷちに追い詰められてしまったのなら、成長を拒否することが解決法なのでしょうか。この問題を議論する本は数多くありますが、その中から3冊を選んで考えてみることにしました。

ソーラー1周年!

ソーラーパネルとバッテリーが稼働開始してから、今日でちょうど1年になります。

ここ1年は、モバイルアプリを開いてはデータロガーが記録するソーラーパネル発電量やバッテリー充電状況を確認しては悦に入るのが日々の習慣になっていて、1年分のデータを集計する日を楽しみに待っていました。というわけで、今日は待ちに待ったデータ集計日です。

食生活と気候変動について考えるアプリ Fork Ranger

「世界の温室効果ガス排出量の約3分の1は食料システムに関連している」というデータがあります。気候変動というと石油などの化石燃料の問題と考えがちですが、私達ひとりひとりが食生活を見直すことで、温暖化抑制に貢献することができるのです。そのために最近私が愛用しているアプリが、Fork Rangerです。

我が家の脱炭素化プロジェクト:IHコンロ

毎年秋にセントラルヒーティングのガスボイラーを点検するため業者に来てもらうのですが、今年はそのついでに、ガスコンロとガスヒーターの撤去もお願いしました。ガスコンロは入居時からあった年季が入っているもので、ずいぶん前からこれをIHコンロに交換したいと思っていたのです。

ソーラーパネルアプリから学んだこと

ソーラーパネルとバッテリーを設置して約半年が経ちました。以前書いた通り、ソーラーパネルのスマホアプリでシステムの稼働状況を常時監視することができます。発電量や電池の残量を確認できるのはもちろんですが、使い始めてからこのアプリが電力使用状況の確認にも便利だと気づきました。

Home Energy Scotland融資制度について

スコットランドには、Home Energy Scotlandというサービスがあります。省エネ、光熱費節約、カーボンフットプリント削減に役立つ情報にアクセスするポータルの役目の他に、電話・メール相談を受け付けていて、それぞれのニーズに合わせたアドバイスを受けることができるのが特徴です。また、英国政府・スコットランド政府による炭素削減支援策へのアクセスの窓口という機能があって、これも電話相談ラインを通して利用します。公的支援策の中でもスコットランド独特の制度が、Home Energy Scotland Loanです。