Jネット会誌25周年記念号が出ました

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J-Net Bulletin no. 41, March 2013

Jネットの会誌 J-Net Bulletinの2013年春号が出ました。今号は刊行25周年の記念号。1988年に、まだ5人しか会員がいなかった日本語ネットワークのタイプ打ちニュースレターとして誕生した会誌(当時はJapanese Network Bulletinというタイトルだったそう)も、今では配布部数が160部を超えるまでに成長し、フルカラー写真満載のPDFとしてオンラインで配布されています。記念号ということで今回は初代のネットワーク会長兼会誌編集長からネットワークの誕生、会誌刊行当時を振り返る記事の寄稿があり、興味深く読みました。

私が初めてJネットの会誌を受け取ったのは、ITIに準会員資格で入会して間もない1999年のことでした。当時のJネットはすでに70人を越える規模に成長しており、メーリングリストを通した活発な交流がある他、定期的にワークショップイベントも開催されていました。もともと翻訳者を目指していたわけではなく翻訳学校やコースに通った経験もないまま成り行き上翻訳者になった私にとって、翻訳という仕事は周囲に同業者もいない環境での手探りの世界。そんな私にとって、Jネットは初めて他の翻訳者と交流し、助け合い、勉強する機会を与えてくれた場でした。

今回の最新号では目次のページに”network”という言葉の定義が掲載されています。これは初期の会誌では毎号表紙を飾っていたもので、私も初めて受け取った会誌に載っていたのを今でも覚えていますが、いつの間にか使われなくなっていました。Jネットがどんな組織かを説明するのにぴったりの内容なので今回改めて復活させたとのことで、私も本当にそのとおりだと思います。

network: a non-hierarchical group of people with a common interest, each member communicating with every other to share knowledge, skill, experience and support

J-Net BulletinはJネットの会員に配布されます。Jネット入会に興味のある方は、info@j-net.org.ukまでご連絡ください。

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