ほとんど全体が雑草に覆われているアロットメントですが、中央に少しだけ雑草がなく土を耕した形跡の残っているところがあったので、それを広げる形で除草作業を開始しました。
スコットランドではCOVID-19対策でロックダウン中ですが、1日1回だけ30分〜1時間程度の運動を目的とした外出が許可されており、アロットメントでの作業も運動にカウントされることになっています。そのため毎日アロットメントに通い始めたものの、除草は1日1畝というスローペース。何しろ区画全体にシバムギの地下茎が縦横無尽に走っていて、切れ端を取り残すとまた発芽して増えてしまうので丁寧に取り除いていく必要があり、30分〜1時間程度ではなかなか進まないのです。
そういうわけで本格的に野菜づくりを始められるのは来年になりますが、少しでも何か収穫できるといいなと思い、ロックダウンが始まる前に買ってあった種と去年庭に蒔いた種の残りを、そうやって確保した小さな畑に蒔くことしました。
種を持参してアロットメントに行くと、その日は入口近くに野菜の苗がたくさん入ったトレイが並んでいました。
地元の植物園が無料で配布してくれたものだとのこと。ビーツとチャード、それにレタスが何種類かあります。今年はロックダウンのためガーデンセンターがすべて閉まっていて、みんな苗の確保に困っているのでこれはとてもありがたい。私も少しもらうことにしました。
早速もらった苗を植え、持っていった種をちょっとずつ蒔きました。種はケール、ほうれん草、ビーツ、スプリングオニオン(細ねぎ)。写真の白い布のようなものは寒冷紗で、庭で使っていたものの再利用。
一部、シバムギに混じってイチゴのようなものが混じっているエリアがあったので、それも畑に植えてみました。おそらく栽培種ではなく、放っておくと雑草のようにどんどん広がる野イチゴですが、実がついてから判断すればいいやということで…野イチゴの実も小さいけれど食べられるしね。
こちらはリンゴとグースベリーの花。