ソーラーパネルとバッテリーが稼働開始してから、今日でちょうど1年になります。
ここ1年は、モバイルアプリを開いてはデータロガーが記録するソーラーパネル発電量やバッテリー充電状況を確認しては悦に入るのが日々の習慣になっていて、1年分のデータを集計する日を楽しみに待っていました。というわけで、今日は待ちに待ったデータ集計日というわけです。
まず基本情報から。私の家があるのは英国スコットランドのダンディー市。北緯は約56° 27′ 43″と、日本よりもずっと高緯度に位置しています。我が家の屋根は東西に面しているので、南向きでないというハンデをカバーするため、パネルがなるべく長時間発電できるよう東西に均等に分けて設置しました。高緯度地域なので、夏季は日照時間が非常に長いのです(ちなみにダンディーは、スコットランドの都市の中でもっとも好天に恵まれていることで知られています)。ただし、冬季は逆に日が短い上あまり空高く昇らないので、晴れた日でもほとんど発電しません。
2023年1月16日~2024年1月15日のデータは以下の通りになりました
- ソーラーパネル発電量: 3840.5 kWh
- 系統への送電量: 1959.1 kWh
- 系統供給電力使用量: 1395.5 kWh
2023/01/16-2024/01/15 | ソーラー発電量 | 消費電力総量 | 系統への送電量 | 系統供給電力使用量 | バッテリーからの供給量 |
3840.5 | 3034.6 | 1959.1 | 1395.5 | 879.7 |
我が家のバッテリーはあまり容量が大きくなく、また発電した電力を給湯に利用できる設備もないため、日が長い夏には、午前中にバッテリーがフル充電になり、発電量の大部分を系統に送電していました。英国では固定価格買取制度が終了しているので、送電した電力の買い取り価格は電力会社が自由に決めています。我が家が契約しているオクトパスエナジーは、比較的買い取り価格が高いのが特徴ですが、それでもああもったいないなあと感じる日々でした。
以下は6月と12月のグラフです(クリックして拡大)。ソーラー発電量(グリーン)の違いがよく分かると思います。12月のグラフでは、送電量(ブルー)はほぼゼロに近い状態です。
上の表から分かるとおり、ソーラー発電量が電力使用量を上回っていますが、これは意図的に決めたことです。最終的には家をオール電化して、ガスボイラーを撤去してヒートポンプによる暖房・給湯に切り替える計画なので、将来の電力使用量増加を見込んで、屋根に設置できる最大数のパネルを購入したのでした。なるべく早くガスとさよならしたいとげんざいけいかくちゅThe fact that we generated more power than we needed was intentional; we opted to get as many panels as we could fit on our roof so we can maximise generation in expectation of full electrification, with a heat pump for space and water heating. Hopefully we can start this final step soon so that we can go off gas completely.