11月 25, 20243月 1, 2025仕事の習慣、思うこと、翻訳ブログ 英国翻訳通訳協会のSlow Translation Manifesto 私が所属している業界団体 英国翻訳通訳協会(ITI: Institute of Translation and Interpreting)は、今年6月に「 Slow Translation Manifesto 」と題する声明文書を発表しました。誰でも手元のスマホで気軽に無料の機会翻訳ツールを利用できる時代においても、熟練翻訳者による人力翻訳は重要な役割を果たすと宣言する内容です。
8月 26, 20243月 1, 2025思うこと ソーシャルメディアについて 最近Twitter(現在はX)の使用をやめることにしたのでご報告します。今後ソーシャルメディアの使用はBlueskyをメインとし、MastodonとLinkedInも併用する形にしますので、そちらでフォローしていただけると嬉しいです。
12月 11, 20203月 1, 2025思うこと Translation slamを視聴しました “Translation slam”という言葉、聞いたことがありますか?翻訳者の対決バトルのことで、2人の翻訳者が同じ原文をイベント前に翻訳し、当日は2つの翻訳を並べて、それぞれの翻訳者がなぜこう訳したのかを説明する、という趣向です。数年前から耳にするようになった企画ですが、今回初めて視聴者として参加する機会がありました。
11月 9, 20203月 1, 2025思うこと “President”がいつも「大統領」とは限らない(2)〜 機械翻訳で NHKの「EU ミシェル大統領」報道に端を発した話の続きです。前段ではEUでPresidentと呼ばれる人々について説明しましたが、今度は「機械翻訳にかけたらどうなるか?」というテストです。
11月 9, 20203月 1, 2025思うこと “President”がいつも「大統領」とは限らない(1)〜 EUの話 アメリカ大統領選挙でバイデン氏当選確実というNHKの記事を読んでいて、あれ?と途中で引っかかりました。「EU ミシェル大統領」って誰だっけ?
5月 19, 20173月 1, 2025ニュース、思うこと 翻訳者登録制度について、英国からの視点 日本規格協会(JSA)が翻訳の国際規格ISO 17100普及に向けた取り組みの一環として、翻訳者登録制度を立ち上げたことが、日本の翻訳者の間で話題になっているようですね。英国のITI正会員翻訳者としての視点から、思うことをまとめました。
1月 10, 20173月 1, 2025思うこと 想像力について 翻訳者に必要な能力として、常々言っているのは ・ソース言語(和英翻訳なら日本語、英和翻訳なら英語)の読解能力 ・ターゲット言語(和英翻訳なら英語、英和翻訳なら日本語)の文章作成能力 ・扱い専門分野知識 ・調査能力 で、これはもちろん全部必須だと思うわけですが、それに加えて ・想像力 というのがわりと大切なんじゃないかな?と思うことがあります。 […]
11月 20, 20163月 1, 2025ニュース、思うこと オックスフォード辞典、2016年を代表する言葉はPost-truth 日本では、毎年年末が近づくとその年の新語・流行語大賞が発表されて話題になりますが、英語圏でも権威ある英語辞書オックスフォード辞典が、その年を代表する新語・流行語Word of the Yearを発表します。 今年のWord of the Yearとして11月17日に発表されたのは…
11月 11, 20163月 1, 2025ヒント、思うこと Love trumps hateについて 米大統領選の結果が出た日、日本での報道で字幕が問題になったようですね。とんでもない誤訳だとソーシャルメディアで叩かれ、あっという間にウェブサイトから削除されています。 Love trumps hate は単純なSVO文型で、Loveが主語、trumpsは三単現の動詞、hateが目的語。ソーシャルメディアでも散々指摘されている通り、普通に翻訳すれば「愛は憎悪に打ち勝つ」となります。ただし[…]
10月 15, 20163月 1, 2025思うこと ヒラリーは「そうね」と言ったのか ― 翻訳と役割語の問題 良くも悪くも世界が注目するアメリカ大統領選挙。11月の本選挙が迫ってキャンペーンもたけなわの9月26日、第一回目の候補者ディベートが開催され、その様子は日本でも報道されたらしい。Twitterで「東洋経済オンライン」が発信したツイートが流れてきたのだが、そこにリンクされている記事を開いてびっくりした。 「この討論会が終わった頃には全て私のせいにされそうだわ」 「そうね、これまでと同じように訳のわからないことを言うといいわ」 ヒラリー・クリントン大統領候補が、いわゆる女ことばでディベートしているのである。